リタ・バルベラ死去(11月23日)
11月23日、
元バレンシア市長のPP所属リタ・バルベラが心臓発作で亡くなったという訃報が
世間を驚かせています。
写真:El diario Los últimos días de Rita Barberá より
なぜ世間を驚かしているかというと彼女は数々の汚職事件に関わっており、
現在はその調査を受けている途中の出来事であり、また
この間のフェリペ6世の第7立法国会承認の時には国会に姿を見せていたからです。
リタ・バルベラの政治人生
- 1991年7月5日から2015年6月までバレンシア州長を務める。
- (選挙では1995, 1999, 2003, 2007, 2011年と大勝利を収める。)
- 親しくしていたFrancisco Campsがカタルーニャ議会長になる。
- 2006年、当時のカタルーニャ・バレンシア・バレアレス諸島自治州政府における大臣Juan Cotinoがグルテル汚職事件で捕まる。
- 2014年Francisco CampsとのNoos事件関与、ただし追及まではされず。
リタは278.000ユーロをホテル代に使ったなど批判はされた。 - 2015年、重なる汚職の疑いにより、州長選挙に負ける。
- 2016年9月より最高裁判所でのマネーロンダリング過失罪で追及されている
中での11月23日の死亡であった。
訃報を受けて
- 汚職事件へのメディアの強い追及がリタに心臓発作を起こさせたと批判している人も少なくはありません。
- 国会では、一分間の黙祷がささげられましたが、
PODEMOSはその間は退席しました。 - PP議員らはリタの汚職事件関与を受けて
「党のためにならない」と批判してきましたが、訃報が入った後は、
「悲しい日になった。バレンシアやスペインのために力を尽くした人だった」
と賛辞を送っています。
El diarioより( http://www.eldiario.es/politica/decian-dirigentes-PP-Rita-Barbera_0_583392651.html )
*過去の記事