【管理人コラム】ネット、新聞で議論の的。MrGranBomba
MrGranBomba(Mr.巨大爆弾)は
隠しカメラの前で一般の人に向かって侮辱をすることで有名な20歳のYoutuberです。
El Mundoより:MrGranBomba, el 'youtuber' que recibió el tortazo: "Pido perdón, pero sólo le llamé 'caranchoa' una vez" | F5 sección | EL MUNDO
そんな悪ふざけをしている彼が
今回、何故こんなにも彼がインターネット上を賑わせているのか?
それは
「Kinki(スペインのヤンキー的な若者)に道を聞いた後で、
もしCara anchoa(アンチョビの顔:侮辱言葉)を言ったらどうなるか」
というテーマで、仕事しているお兄さんに話しかけたところ、
ビンタをされてしまったからなのです。
スペインにはもともと俗語の間投詞などで悪い言葉を老若男女問わず
平気で使う文化がありますが、やはり人に向かって使うことは大変失礼です。
しかし、
Youtubeの編集された動画から大手のEl PaisやEl Mundoなどの新聞まで
このビンタについて取り扱い、どちらが悪いのか。どちらも悪いんじゃないか。
MrGranBombaに天罰が当たったんだ。などなど議論している姿は、
少し変に感じられます。
当の本人は、自分が間違っていたと認めてはいるものの、
騒ぎは当分続きそうです。
私は、
映画監督のミヒャエル・ハネケが「人は暴力を見るのが好きだ」と言っていたことを
思い出しました。
言葉の暴力も身体の暴力も、暴力は暴力。
それらを面白がって真似する人が増えないことを願っています。